細胞間脂質の構成をする成分の一つで、角質層の全脂質の40~65%を占めています。化粧品成分ではセラミド1、セラミド2、セラミド3、コメヌカスフィンゴ糖脂質が代表的です。
セラミド1…皮膚の弾力性や細胞間の結合性の改善作用があり、老化した肌、乾燥肌向けのスキンケア製品に使用されています。
セラミド2…セラミドの中でも特に保水の役割を果たしており、保湿剤、肌荒れ防止剤として化粧品に用いられています。
セラミド3…
(N-ステアロイルフィトスフィンゴシン)保湿効果やバリア機能回復に優れており、外界の刺激から肌を保護する目的で使用されています。
(N-オレオイルフィトスフィンゴシン)保湿効果やバリア機能回復に優れており、持続性の保護効果があるので敏感肌、乾燥肌向けの化粧品に使用されています。
(N-リノレオイルフィトスフィンゴシン)美白効果のあるセラミド成分で、保湿、美白、皮膚のバリア機能の強化を目的として化粧品に使用されています。
スフィンゴ糖脂質…保湿剤、肌荒れ防止剤、細胞賦活剤として化粧品に用いられています。