ニキビ・ニキビ痕 でお悩みのあなたニキビ・ニキビ痕 でお悩みのあなた

監修:山本 有紀 先生
和歌山県立医科大学 皮膚科学講座 病院教授
/ 皮膚科専門医

ニキビの原因

主に①毛穴の詰まり②皮脂の過剰な分泌③「アクネ菌」というニキビのもととなる菌の繁殖、の3つの要因があります。
通常、皮脂は毛穴から排出されます。しかし、ターンオーバー(角質がはがれ新しい皮膚細胞に生まれ変わること)がうまくいかないと、毛穴の角質が厚くなって出口が塞がれてしまい、皮脂が詰まってしまいます。
また、角質が厚くなるだけでなく、皮脂が過剰に分泌されると、毛穴を塞いでしまい、ニキビの原因になります。思春期にニキビが多いのは、思春期に特に多く分泌される「アンドロゲン」という男性ホルモンが、皮脂の分泌を高める性質を持っているからです。男性ホルモンといっても、女性でも分泌されます。もともと脂性肌の方や、糖分・油分の多い食生活、ストレスの増加などもホルモン分泌の異常や皮脂分泌の促進につながってしまいます。
このような要因で毛穴に皮脂が詰まったり、過剰に分泌されると、皮脂を栄養源にしている「アクネ菌」が過剰に増えて炎症を起こし、発疹、つまりニキビができてしまうのです。
ニキビは症状により、毛穴に皮脂が詰まり白く見える白ニキビ、溜まった皮脂が酸化して黒く見える黒ニキビ、皮脂に雑菌・細菌が繁殖し、炎症を起こして赤く腫れる赤ニキビ、と3段階で進行します。

ニキビ痕の原因

ニキビができて、アクネ菌が増殖すると、皮膚の保護能力が低下し、雑菌が侵入しやすくなります。重症のニキビは、皮膚の深部で炎症を起こしています。ここに、雑菌が侵入して炎症が悪化したり、たくさんニキビができて炎症の部分が重なったりすると、表皮や、真皮の周囲の組織が大きくダメージを受け、大きな傷のような状態を作ってしまいます。こうなると、自然治癒力で治すには時間がかかり、ニキビ痕になってしまいます。ニキビ痕を治すことは難しいので、ニキビができたら皮膚科を受診し、できるだけ早く治すことが大切です。

一般的に、思春期にできるものが「ニキビ」、大人になってからできるものが「吹き出物」とよく言われますが、その違いを知っていますか?実は、同じものなんです。どちらも「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」という、皮膚の病気の通称なんですよ!

ことば辞典でもっと知る アクネ菌 角質 角栓 真皮 ターンオーバー 表皮 ホルモン

主な治療法一覧

ニキビの治療は専門である皮膚科での治療が必要です!
治療法の中には保険適用になるものもありますので、最寄りの医療機関にご相談ください。

痛みやダウンタイム、治療頻度は、お肌の状態により個人差があります。診察の際に、担当医に確認されることをお勧めします。本WEBサイトでの表現は、あくまで一般的な目安です。また、状態が良くなっても、定期的に受診してメンテナンスをすることで、良い状態を継続することができます。

スキンケア

費用 痛み
ダウンタイム 使用頻度毎日

できたニキビの対処や普段のニキビ予防のためには、肌を清潔に保つことが大切ですが、洗いすぎは禁物です。ゴシゴシ強くこすって洗ったり、1日に何度も洗顔したりすると、肌を傷つけて必要な水分や脂分まで奪ってしまいます。洗浄力の強すぎるクレンジングや洗顔料も、肌の乾燥の原因になります。また、ニキビにさわるなどの刺激もニキビの悪化につながるので、洗顔は朝晩1回ずつ、泡でやさしく洗うようにしましょう。
また、洗顔後の保湿も大切です。使用するスキンケア製品は、ノンコメドジェニック表示のあるものや、低刺激性のものを選ぶと良いでしょう。医薬部外品で、「あせも・しもやけ・ひび・あかぎれ・ニキビを防ぐ。」効果が認められている、ビタミンE誘導体を含むスキンケア製品もお勧めです。

ジェイメック取扱い ビタミンE誘導体配合化粧品
TPNaローションMD

※ノンコメドジェニック:ニキビができにくいことをテストで確認している化粧品。
ジェイメックで取り扱っている医療機関専売化粧品は、こちら

飲み薬・塗り薬

費用 痛み
ダウンタイム 治療頻度月2回程度、数ヶ月間
※薬の使用は毎日

毛穴の詰まりに効果があり、ニキビをできにくくするアダパレンという成分を使った薬や、炎症を引き起こす細菌類を殺菌・除去し、角化した皮膚をやわらかくする過酸化ベンゾイルという成分を使った薬、アクネ菌や炎症に有効な抗生物質の飲み薬・塗り薬を主に用います。アダパレンは、乾燥、皮膚のカサカサ、赤み、ヒリヒリ感、かゆみなどの副作用があります。また、過酸化ベンゾイルは、刺激感や赤み、乾燥、皮膚に粉がふいたり、うすく剥がれるなどの症状があらわれる場合があります。処方された皮膚科の先生の指導に従ってください。

漢方薬

費用 痛み
ダウンタイム 治療頻度月2回程度、数ヶ月間
※服用は毎日

漢方薬は、東洋医学という、体質を改善して身体の内側から治療する、あるいは病気になる前に防ぐ、という考えに基づいたお薬です。お肌の状態や体質に合わせて、余分な熱を冷やして追い出し、首から上の炎症をおさえるものや、膿を速やかに排出し炎症をおさえるものなどを使用します。皮膚科専門医とよく相談して処方してもらいましょう。

面皰圧出

費用 痛み
ダウンタイム 治療頻度週1回

専用の器具で毛穴に溜まっている皮脂を押し出す方法です。炎症が起こる前の、白ニキビや黒ニキビの段階に適した治療です。アクネ菌のえさとなる皮脂や、膿を排出することで、ニキビの治りを早くする効果があります。自分でつぶしてしまうと雑菌が入ったり、必要以上に皮膚を傷つけてしまい、ニキビを悪化させたり、ニキビ痕の原因になる可能性があります。自分でつぶさず、必ずクリニックで処置してもらいましょう。治療後は、赤くかさぶたができる可能性があります。

ことば辞典でもっと知る 皮脂

イオン導入

費用 痛み
ダウンタイム 治療頻度週1回

化粧水など、塗るだけではなかなかお肌の深くまで入っていくことが難しい美容成分を、微弱電流を流しながら効率よく浸透させる方法です。

ケミカルピーリング

費用 痛み
ダウンタイム 治療頻度2週間に1回

弱酸性の薬剤を肌の表面に塗布することで、角栓が取れやすくする方法です。

ことば辞典でもっと知る 角質

光線療法

費用 痛み
ダウンタイム 治療頻度週1~2回、複数回治療

ニキビに対する光線療法には、2種類の色の光が使われます。
青い光(殺菌作用):活性酸素を発生させ、アクネ菌を殺菌します。
赤い光(抗炎症作用):炎症性のニキビやニキビ痕の赤みを抑えます。
光線療法には、顔全体に穏やかな光を当てるLED治療と、炎症を起こしている部分に強い光を当てるIPL・フラッシュランプ治療があります。

Q1:痛みはありますか?
A1:LED治療の場合、施術中は温かく感じる程度で、痛みはほとんどありません。
IPL・フラッシュランプ治療の場合は、輪ゴムで軽く弾くような刺激があります。
痛みの感じ方には個人差がありますので、不安な方は事前に医師に相談しましょう。
Q2:赤くなりますか?
A2:いずれの治療も、軽い赤みが出ることがありますが、多くの場合は数時間でおさまります。痛みと同じように、赤みのあらわれ方には個人差がありますので、不安な方は事前に医師に相談しましょう。
Q3:すぐにメイクはできますか?
A3:いずれの治療も、治療後すぐにメイクができます。
Q4:背中のニキビも治療できますか?
A4:お顔以外の、デコルテや背中のニキビも治療できます。尚、医療機関によっては、お顔以外への治療を行っていない場合がありますので、事前に確認して受診することをお勧めします。

ことば辞典でもっと知る IPL

フラクショナルレーザー

費用 痛み
ダウンタイム 治療頻度1ヶ月毎に3~5回程度

フラクショナルレーザーとは、細かいレーザー光線を多数の点状で照射するレーザーです。皮膚に細かい穴をあけるなど、熱を与えることで、その傷を治そうと周りの細胞が活性化し、ターンオーバーやコラーゲンの生成を促進します。ニキビ痕の治療に用いられ、肌の凸凹をなめらかにします。

治療の主な流れ
  1. カウンセリング:希望や予算、ご自身の肌質などを確認します。痛みに弱い方や、その他不安なことがある場合は、しっかりと確認しましょう。
  2. 洗顔:メイクを落とし、洗顔します。
  3. 麻酔:麻酔クリームによる表面麻酔などをおこないます。
  4. 照射:麻酔を行うので、治療中の痛みはほとんどありません。
  5. クーリング:アイスパックなどを使って肌を十分に冷却します。
治療後の主な経過
  1. 治療直後:日焼けをした後のような赤みや熱感、腫れが見られます。個人差はありますが、熱感は2~3時間で落ち着くことが多いです。
  2. 治療1~3日後:翌日からメイクが可能です。個人差はありますが、赤みが引き始めます。照射した部分が小さなかさぶたになるので、触ると肌がザラザラしているように感じます。
  3. 治療4~7日後:入浴や洗顔などで自然とかさぶたがとれていきます。こすってしまうと色素沈着などの原因になるので、かさぶたは無理にとらず、自然にとれるまで我慢しましょう。
  4. 治療1ヵ月後:複数回の治療を行う方は、次の治療を受けられます。

※治療の流れや経過は、医療機関により異なります。その他、担当した医師から別途指示があれば、そちらに従ってください。

ことば辞典でもっと知る ターンオーバー レーザー

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