炎症後色素沈着

[ えんしょうごしきそちんちゃく ]

炎症後色素沈着とは、ニキビや傷、やけどの痕など、赤みが引いた後に茶色く色素沈着を起こして、シミのように見える状態をいいます。「Post Inflammatory hyperpigmentation」の頭文字を取って、PIHとも呼ばれています。
多くの場合、炎症がおさまれば、ターンオーバーにより、次第に消えていきます。
原因:炎症が起こると、メラノサイトが活性化され、メラニンが作られます。紫外線や刺激によって強い炎症や炎症が長引くと、メラニンが過剰に作られ、色素沈着が消えるまでに時間がかかることがあります。
治療・診断:炎症を抑え、ターンオーバーを促進する治療や、美白剤を用いた治療が行われます。また、普段から紫外線対策をすることも大切です。

     

ことば辞典に戻る

TOP