ADM(真皮メラノサイトーシス)とは、左右対称に発生する色素斑の1つです。通常、基底層にあるはずのメラノサイト(メラニンを作る細胞)が、基底層の下の真皮に存在し、真皮でメラニンを作ります。
原因:遺伝性が高く、ホルモンバランスの崩れ、加齢、日焼け、擦るなどの刺激、慢性的な炎症などの影響が考えられていますが、詳細な原因はわかっていません。
症状:目の下の頬骨周辺、こめかみ、小鼻などに、直径1-3 mmのシミのような小さな点状のものが複数あらわれます。
治療・診断:Qスイッチレーザー治療が効果的です。メラノサイトが真皮にあるため、美白剤や光治療ではアプローチできません。20代以降にあらわれ、茶褐色だけでなく、灰色や青色に見えるものもあります。そばかすや肝斑とよく似ていて、しばしばそれらと合併していることがあります。
ADM(真皮メラノサイトーシス)
[ えーでぃーえむ(しんぴめらのさいとーしす) ]