たるみ でお悩みのあなたたるみ でお悩みのあなた

監修:石川 浩一 先生
クロスクリニック銀座 院長
/ 形成外科専門医

たるみの原因

たるみとは、加齢により脂肪や筋肉、骨が委縮し、肌の弾力やハリの元となるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸が減少することによって生じる「老化現象」のひとつです。

たるみの主な要因は、紫外線や乾燥、生活習慣などが挙げられます。

紫外線の中でも、特にUVAは、肌の深部(真皮)にダメージを与えるため、コラーゲンやエラスチンなどを破壊してしまいます。

また、乾燥すると、ターンオーバーのリズムが乱れ、角質層に不調が生じてしまい、保湿機能やバリア機能が低下してしまいます。これが、弾力やハリが失われる原因になります。
※皮膚の新陳代謝。皮膚内部で新しい細胞が誕生し、古い細胞が排出されるサイクルをいいます。このサイクルは、年齢を重ねるごとに、周期が乱れ、遅くなっていきます。

最後に生活習慣が大きく関わってきます。睡眠不足や食生活の乱れ、喫煙などにより、肌に必要な酸素や栄養素が行き渡らなくなり、これが、たるみを引き起こす原因になります。

たるみが出やすい部位

目の周囲(まぶた、目の下など)、頬、フェイスライン、口の周囲、顎、首、毛穴

たるみを防ぐために、紫外線対策や、乾燥を防ぐ日々のスキンケア、睡眠や食生活の改善も心掛けましょう。

ことば辞典でもっと知る 角質 真皮 ターンオーバー バリア機能

主な治療法一覧

痛みやダウンタイム、治療頻度は、お肌の状態により個人差があります。診察の際に、担当医に確認されることをお勧めします。本WEBサイトでの表現は、あくまで一般的な目安です。また、状態が良くなっても、定期的に受診してメンテナンスをすることで、良い状態を継続することができます。

注入療法

費用 痛み
ダウンタイム 治療頻度3~6ヶ月に1回に

注入療法とは、注射器を使って、くぼみやボリュームのない部分に直接注入剤を注入し、弾力やハリを与え、ボリュームアップさせる治療です。

注入剤は、弾力やハリのもととなるコラーゲンやヒアルロン酸などがあります。

加齢により、肌の深部(真皮)のヒアルロン酸が減少していくと、肌の水分量が不十分になり、たるみの原因になります。肌のハリや潤いを保つヒアルロン酸を注入することで、ふっくらと盛り上がります。

注入剤の種類はさまざまで、医療機関により異なります。

治療時間は約10~20分程度と短く、個人差はありますが、ダウンタイムも少ないため、当日からメイクができます。
麻酔の必要はありませんが、痛みに弱い方は、医師にご相談ください。

ことば辞典でもっと知る 真皮

光治療(IPL)

費用 痛み
ダウンタイム 治療頻度3~4週間に1回

光治療とは、IPL(Intense Pulsed Light)と呼ばれる、マイルドな光を使用した治療です。

IPL(光)を照射すると、光の熱作用によって、皮膚のターンオーバーがスムーズになります。また、肌の深部にある真皮内が加熱されることにより、コラーゲンのもとである繊維芽細胞を刺激し、コラーゲン生成を促進します。

ことば辞典でもっと知る IPL 真皮 線維芽細胞 ターンオーバー

高周波(RF)

費用 痛み
ダウンタイム 治療頻度RF治療器により異なります

高周波(RF)とは、ラジオ波とも呼ばれ、医療分野で幅広く活用されています。

この高周波(RF)を使用し、コラーゲンのもとである繊維芽細胞の働きを活性化させることにより、コラーゲンの生成を促進させて、肌に弾力やハリを与える治療です。

高周波治療のメカニズム

高周波(RF)を照射すると、体内で熱が生じて、真皮などに熱ダメージを与え、肌内部のコラーゲンが縮むことで即時的な引き締めを実感します。さらに、熱で縮んだコラーゲンを治そうと新しいコラーゲンが生成されることで、長期的にも肌に弾力やハリが生まれます。

ダウンタイムもほとんどないため、治療直後からメイクができます。
たるみの進行を防ぐためにも、日焼け止めを塗るなど紫外線対策をきちんとし、しっかりと保湿しましょう。

Q1:痛みはありますか?
A1:治療部位によっては、熱感や痛みを感じることがあります。痛みに不安のある方は、
事前に医師に相談することをおすすめします。
※痛みの感じ方には、個人差があります。
Q2:引き締まった感じは、どのくらい続きますか?
A2:手術と違い、自己治癒力を活かした穏やかな治療のため、約6ヶ月にわたって、コラーゲンの生成が続きます。
※持続期間には、個人差があります。
Q3:何回くらいの治療が必要ですか?
A3:1回で引き締めを実感できますが、定期的に治療を受けるとより良いといわれています。
2回目以降の治療は、RF治療器によって異なりますので、医師にご相談ください。
※引き締めのあらわれ方には、個人差があります。

ことば辞典でもっと知る RF 高周波 真皮 線維芽細胞 ダウンタイム

HIFU

費用 痛み
ダウンタイム 治療頻度6ヶ月~1年1回
(HIFU 治療器により異なります)

HIFU(ハイフ)とは、高密度焦点式超音波のことをいい、超音波を点状に照射し、狙った深さに熱ダメージを与え、皮膚を引き上げる治療です。
一番深いところだと、今まで手術でしか引き上げられなかったSMAS(スマス)筋膜にまで熱を与えることができ、メスを使わないたるみ治療を実現します。
※脂肪層と筋肉の間にある筋膜。フェイスリフトの手術で剥がす部分。

HIFUによる治療のメカニズム

皮膚表面を傷つけずに、点状の熱を与えます。熱により肌内部のコラーゲンが縮むことで即時的に皮膚が引き上げられ、さらに、熱で縮んだコラーゲンを治そうと新しいコラーゲンが生成されることで、皮膚に弾力が生まれ、長期的にも皮膚が引き上げられます。
ダウンタイムもほとんどないため、治療直後からメイクができます。
たるみの進行を防ぐためにも、日焼け止めを塗るなど紫外線対策をきちんとし、しっかりと保湿しましょう。

Q1:痛みはありますか?
A1:部分的に、熱感や痛みを感じることがあります。痛みに不安のある方は、
事前に医師に相談することをおすすめします。
※痛みの程度や感じ方には、個人差があります。
Q2:ピークはいつごろ出ますか?また、1回の治療でどのくらい続きますか?
A2:治療後約2~3ヶ月後にピークがあらわれ、平均約6ヶ月~1年持続するといわれています。ただし、治療器により1~2週間後や2~3ヶ月後にピークがあらわれるなど様々で、効果の持続期間が1ヶ月程度の治療もあります。
※あらわれ方や持続期間には、個人差があります。
Q3:何回くらいの治療が必要ですか?
A3:1回で引き締めを実感できますが、定期的に治療を受けるとより良いといわれています。
2回目以降の治療は、HIFU治療器によって異なりますので、医師にご相談ください。
※引き締めのあらわれ方には、個人差があります。

ことば辞典でもっと知る HIFU SMAS筋膜 高密度焦点式超音波 ダウンタイム ハイフ

費用 痛み
ダウンタイム 治療頻度糸の種類により6ヶ月~2年に1回
追加治療や新しい部位への治療は、2~4週間に1回

たるんだ箇所を特殊な糸で物理的に引き上げる治療で、スレッド(糸)リフトとよばれています。
スレッドリフトで使用する糸には、皮下で溶けるタイプと溶けないタイプがあり、溶けるタイプの場合は、挿入した糸が吸収されるときに起こる炎症により、肌の弾力やハリの元であるコラーゲンやエラスチンの生成が促進されます。
頬、フェイスライン、口角、まぶたなどのたるみに適しています。

手術

費用 痛み
ダウンタイム 治療頻度基本的に1回

外科手術によって、耳からこめかみあたりの目立たない部位の皮膚を切開し、皮膚とSMAS(スマス)筋膜を引き上げる治療で、フェイスリフトとよばれています。
※脂肪層と筋肉の間にある筋膜。フェイスリフトの手術で剥がす部分。

重度のたるみや、他の治療では改善が難しいたるみに適しています。
他の治療と比べ、時間も費用もある程度かかります。また、痛みや腫れを伴うため、入院や通院が必要となります。

ことば辞典でもっと知る SMAS筋膜

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