【医師監修】気温の上昇とともに増える「かくれ脱水」!脱水の原因とセルフケアを紹介
春から夏にかけて:脱水の原因と症状
気温が上がると発汗が増えます。十分な水分と電解質の補給がなければ、体は脱水状態になります。汗で水分が失われ、水分摂取が不足すると脱水が起こります。血液量が減少して血圧が下がり、老廃物を排出する能力が低下します。症状には食欲不振や筋肉のけいれんがあります。
体内のバランスが崩れ、体温調節ができなくなると熱中症が起こります。体温上昇、のどの渇き、異常な発汗、めまい、頭痛、吐き気、けいれんなどのリスクがあります。
熱中症の中でも最も重篤なのが熱射病で、体温が40度を超え、意識障害やショック状態を引き起こす可能性があります。失われた水分はこまめに補給することが大切です。これらの症状は、直射日光の下だけでなく、曇りの日や夜間、室内でも起こりうることに注意が必要です。
かくれ脱水になる前のセルフケア
毎日の水分補給
汗を抑えるために水分を控えるのはやめましょう。食事からの水分に加えて、1日約1〜1.5リットルの水分を摂取してください。
- カフェインを含む飲料は利尿作用があるので控えめにする
- 水分補給と一緒に塩分も補給する
- スポーツドリンクや麦茶に梅干しや塩を組み合わせるのが効果的
- のどが渇いていなくても定期的に水分を摂る習慣をつける
毎日の体調管理
睡眠不足、朝食抜き、前日の飲酒は脱水を引き起こしやすくなります。日常的な健康管理と生活習慣の見直しで合併症を予防しましょう。
暑さに慣れるためには、涼しい時間帯や室内で体を動かして、徐々に汗をかく練習をすることが大切です。体調が悪いときは無理せず休みましょう。
室内環境の管理
エアコンや扇風機を使って快適な温度と湿度を保ちましょう。
- 濡れタオルで肌を冷やしたり、首・ワキ・太ももの付け根に冷たいものを当てると効果的に体温を下げられます
- 梅雨明け後の時期、猛暑日、熱帯夜は特に熱中症リスクが高まります
まとめ
脱水や熱中症は、真夏だけでなく気温が上がる時期全般で起こりえます。マスクの着用によりのどの渇きを感じにくくなるため、意識的な水分補給と体調管理が必要です。汗が気になる方には、医療機関での制汗治療も選択肢のひとつです。