シミ・美白

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そのシミ、もしかしたらシミじゃないかも?!シミの種類を解説します!

多くの方がお悩みのシミ。ジェイメックが2019年10月に実施した1000人アンケート※でも、お悩み1位、受けたい治療1位に輝いたのはシミでした。しかし、一言でシミと言っても、たくさんの種類があることを知っていますか?
この記事では、お顔にあらわれるシミの種類について解説します。

<監修>
かおるクリニック
院長 佐藤 薫 先生

<参考書籍>
Q&Aで学ぶ美容皮膚科ハンドブック(メディカルレビュー社)
実践皮膚レーザー療法 上手な使い方と治療法のコツ(永井書店)

※調査概要
調査期間:2019年10月26~27日
調査方法:インターネットによるアンケート調査

調査対象:20代~60代までの男女各100名、合計1000名

そもそもシミって何?
どれくらい種類があるの?

シミの定義って?

シミというのは、皮膚の中にメラニン(黒色~黒っぽい茶色をした色素)が蓄積されて、地肌の色よりも濃く見える部分のことを指した言葉です。生まれつきではなく、年齢とともに出てくるものを「シミ」と呼びます。メラノサイトという細胞が何らかの原因で活性化すると、メラニンをたくさん作りだします。

シミっていろんな種類があるの?

一般的にシミと私たちが呼んでいるものは、見た目では同じように見えても、医学的にはいくつかの種類に分類されます。また、健康上は問題のない良性のものがほとんどですが、シミだと思っていたら皮膚がんだった…ということもあるので、注意が必要です。

良性のシミの種類

①老人性色素斑 ②雀卵斑(そばかす) ③肝斑 ④炎症後色素沈着(PIH)等があります。特に①、②がよくみられるシミのほとんどを占めます。さらに、シミと似たような見た目をしている⑤脂漏性角化症 ⑥ほくろ ⑦後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)等もあります。それぞれのシミについては、後程解説します。

悪性のシミって?

日光のあたりやすい顔や首、手の甲などにできやすく、良性のシミやほくろによく似た見た目をしています。主に①基底細胞癌 ②悪性黒子 があります。

①基底細胞癌は、光沢のある黒色をしていて、やや盛り上がっています。中心にへこみがあることがあり、鼻周辺など顔の中心部に見られることが多いです。切除することで根治する場合が多いので、気になる症状があらわれたら、すぐに皮膚科を受診しましょう。

②悪性黒子は、「ほくろのようながん」といわれていて、地肌の色との境界がはっきりしている部分と不鮮明な部分があり、形も不規則です。黒色が多いのですが、淡い褐色~濃い黒色まで濃淡に差があります。初期段階では平らですが、進行してくるといぼのように一部が盛り上がってきます。こちらも、気になる症状があらわれたらすぐに皮膚科を受診しましょう。

解説!シミの種類

①老人性色素斑
<ろうじんせいしきそはん>

老人性色素斑

紫外線ダメージによってあらわれる、茶褐色のシミです。大きさや濃さ、形は様々で、お顔のいろんな場所にあらわれます。小さくて淡いものが頬・鼻の周辺にかけてあらわれると、雀卵斑(そばかす)と区別するのが難しい場合もあります。また、ニキビや虫刺されといった炎症があったところにあらわれた場合は、炎症後色素沈着である可能性もあります。
治療には、主にレーザー、光治療、薬等が用いられます。

②雀卵斑
<じゃくらんはん>
(そばかす)

雀卵斑

頬から鼻にかけて、数mm程度の小さな淡い褐色のシミが多数ちらばっているものを指します。遺伝性があり、子供のころからあらわれることが多いです。また、紫外線を浴びると濃くなります。レーザーや光治療が効果的ですが、再発しやすいといわれています。

③肝斑
<かんぱん>

淡く色ムラのない、褐色のシミとしてあらわれます。お顔の左右対称の位置に、境界がはっきりしないモヤっとしたシミが比較的広い範囲にあらわれます。両側の頬骨あたりにあらわれることが多く、まぶたの皮膚には生じないことが特徴です。
はっきりとした原因は解明されていませんが、妊娠や出産によって生じたり、濃くなったりするため、女性ホルモンが発症に関与しているとされています。この影響で、閉経後は女性ホルモンが減少するため、徐々に肝斑も改善することが知られています。また、紫外線や物理的な刺激によって悪化することがわかっています。
老人性色素斑や後述のADMと混在していることが多く、診断の難しいシミです。治療には、内服薬や美白剤の他、肝斑治療用のレーザー等が用いられます。

④炎症後色素沈着
<えんしょうごしきそちんちゃく>(PIH)

PIH

日焼けやケガ、虫刺され、ニキビといった炎症の後にあらわれるシミですが、自覚がないことも多く、通常のシミと勘違いしてしまうことがあります。お顔のどこにでもあらわれ、老人性色素斑と比べると、境界がわかりにくく、色ムラがあります。通常は、時間経過とともに薄くなっていきますが、刺激や紫外線ダメージを与え続けると消えずに残ってしまうことがあります。治療には、炎症を抑える薬やレーザー等が用いられます。

⑤脂漏性角化症
<しろうせいかくかしょう>

少し盛り上がったシミで、正確にはいぼに分類されます。老人性色素斑と同じように、紫外線ダメージによってあらわれます。老人性色素斑の一部が盛り上がって脂漏性角化症になる場合もあります。治療には、盛り上がりを削るように治療するレーザーや液体窒素が使用されます。

⑥ほくろ

ほくろ

子供のころからあらわれ、褐色~黒色で1~5mm程度の比較的小さい円形のものをほくろ(黒子)と呼びます。半球状に盛り上がったものと、盛り上がっていないものがあり、色が薄いとシミのようにも見えます。治療には、レーザーやメスで切除する方法等が用いられます。

⑦後天性真皮メラノサイトーシス(ADM)

両頬にちらばっていて、褐色や少し青みがかった褐色をしています。メラニンを作るメラノサイトが他のシミに比べて深いところ(真皮内)にあるので、正確にはシミではなくアザの一種です。小鼻や額の両側にもあらわれることがあります。
スキンケアや光治療器では治療することが難しく、レーザー治療が有効です。

まとめ

自分で判断せずに、お医者さんに相談しましょう

この記事では、シミの種類について解説しました。
一見シミのように見えるものでも、もしかしたらいぼやアザ、悪性のシミである可能性もあります。まずは、お医者さんに自分のシミがどの種類のシミなのかを診断してもらうことをお勧めします。その上で、スキンケアや薬、レーザー治療など、自分に合った方法で、美肌を目指しましょう!

(美容医療のあれこれ 編集部)

     

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