切らないワキ汗治療

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ワキガの原因はなに?遺伝?年齢?

監修医師:箱﨑 美香 先生(みか美容クリニック 院長 / 形成外科専門医)

ワキのにおいが気になり、人とのコミュニケーションや外出への意欲にも影響を与えるおそれのある「ワキガ」。なぜワキガになるのでしょうか?ワキガのにおいや、原因について詳しくご紹介します。

監修:箱崎 美香 先生(みか美容クリニック 院長)

ワキガのにおいの原因とは

 

ワキのにおいの中で、アポクリン腺という「汗腺」から分泌される汗のにおいは特徴的で、においが強い場合、「ワキガ(腋臭症)」と呼ばれます。
そのにおいは、硫黄臭・カレースパイス臭・雑巾臭などとたとえられますが、それぞれの原因物質が解明されており、順に、3-メチル-3-スルファニルヘキサノール、3-ヒドロキシ-3-メチルヘキサン酸、3-メチル-2-ヘキサン酸という物質がにおいのもとになっています。
汗は、元々は無臭なのですが、どうして、においが出てくるのでしょうか。

①汗腺とは?

汗を分泌する汗腺は「エクリン腺」と「アポクリン腺」の2種類があります。

エクリン腺

体温の調節や辛い物を食べたときに汗を分泌するのが、エクリン腺です。ほぼ全身に分布し、手のひらや足裏、ワキに多く存在します。エクリン腺から分泌される汗は、塩分・尿素・尿酸・乳酸・アミノ酸などを若干含んでいる程度で、98%以上が水です。

アポクリン腺

緊張や驚きによって汗を分泌するのが、アポクリン腺です。においによって異性を引き付けたり、外敵からの危険を仲間に知らせる動物や、昆虫がいますが、その働きを担う芳香腺が退化したのがアポクリン腺と言われています。ワキや乳輪、陰部、外耳道などからだの一部にしか存在しません。アポクリン腺から分泌される汗は、たんぱく質や脂質、脂肪酸などのにおい前駆体を多く含んでいます。

②アポクリン腺からの汗がにおいの原因に

アポクリン腺からの汗には「におい前駆体」が含まれています。その前駆体が、皮膚常在菌の働きで分解されると、においを発する揮発性の成分に変わります。工場にたとえてみると、におい前駆体が原料で、常在菌が働き手、におい成分が製品となります。原料が多くて、働き手も多いと、製品もたくさん作ることができます。つまり、におい前駆体が多い方は、においも強いということになります。さらに、入浴から時間が経つと、常在菌が増えていきますので、やはりにおいが強くなります。

ワキガの原因は?

 

アポクリン腺からの汗は、誰しもにおいを発します。では、なぜにおいが強く、ワキガとなる人と、そうでない人がいるのでしょうか?その原因を見てみましょう。

①遺伝によるもの

ワキガは常染色体優性遺伝です。両親のどちらかがワキガの場合、子どもに遺伝する確率は50%です。両親共にワキガの場合は、80%の確率で子どももワキガになると言われています。
ワキガの方は、アポクリン腺が大きく、その数も多いため、アポクリン腺からの汗の分泌量が多いという特徴があります。また、ワキガの方たちの中でも、においの強さは様々なのですが、におい前駆体の量が多い方ほど、においが強いと言われています。

②年齢は原因になる?

年齢的に、ワキガを発症しやすい時期は10~15歳頃の思春期です。第二次性徴により、アポクリン腺が発達するためです。

また、思春期になり、アポクリン腺からの発汗が始まると、家族が体臭の変化に気づきます。家族からの指摘も、ワキガの発症に気づくきっかけの一つです。

③性別は原因になる?

男性の約9割は、他人が気づく程度のワキのにおいを持っており、女性に比べて男性のほうがワキのにおいが強いことがわかっていますが、ワキガの発症に関して男女差はほぼなく、若干女性が多いようです。
女性の場合、男性よりもホルモンバランスの変化が起こりやすいため、月経や妊娠、出産の際には一時的にワキのにおいが強くなることがあるようです。

④体型は原因になる?

肥満の人は、汗っかきなイメージから体臭が強そうと思われがちです。しかし、ワキガと肥満は関係ないことがわかっています。体型は、ワキガとは関連が薄いようです。

⑤チェック方法はあるの?

自分がワキガかもしれない、と不安に思ったら、セルフチェックをしてみることも有効です。別の記事にチェックリストを掲載していますので、活用してみてください。

これってワキガ?ワキのにおいの原因やワキガのチェック方法を知ろう!

においを軽くする方法は?

 

このように、ワキガの原因は、遺伝によるところが大きく、ご自身では改善しようがない場合が多いですが、生活習慣を変えることでにおいを軽減できる場合があります。詳しくご紹介します。

①生活習慣

生活習慣の乱れは、ワキガのにおいを強める原因になります。

食生活

野菜や魚をほとんど食べず、肉類や脂っこいものを多く食べている場合、汗がにおいやすくなります。栄養バランスの整った食事を3食とることが大切です。

入浴、洗濯

入浴や洗濯の頻度が少ない場合、衣類や肌ににおいの元となる汗などの老廃物が溜まり、雑菌の温床になってにおいを発します。入浴は毎日し、一度着た服は翌日には洗うことをおすすめします。

ワキ毛の処理

男性の場合や女性でも冬場に気を付けたいのが、ワキ毛の処理です。ワキ毛を処理していない場合、雑菌が繁殖しやすくなるため、こまめな処理が必要になります。

②ストレス

ストレスや緊張によってかく汗は、主にアポクリン腺から分泌されます。アポクリン腺からの汗はにおいの元になりますので、ストレスや緊張はなるべく避けたいところです。

まとめ

ワキガの原因は、年齢や遺伝などご自身では改善しようがない内容が多いですが、生活習慣を変えることでにおいを軽減できる場合があります。思い当たる生活習慣があれば改善してみましょう。

においに変化がみられない場合や、セルフチェック等で自分がワキガかもしれない、と不安になったときは1人で抱え込まず、お医者さんに相談しましょう。形成外科や皮膚科で診てもらえますが、病院のホームページでワキガの相談や治療に対応しているか確認してから受診すると安心です。

 

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