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汗腺から知る治療アプローチ

脇汗・においの原因は「汗腺」にあります

汗の悩みには「量」と「におい」の2種類があり、それぞれ原因となる汗腺が異なります。
原因を正しく理解することが、自分に合った治療法選びの第一歩です。

TRIGGER

汗をかく要因は主に3つあります。

温熱性発汗

暑さや入浴後、激しい運動後など、
体温上昇によって汗をかくこと

精神性発汗

緊張・興奮、精神的ストレス・恐怖・驚き
などの精神的刺激によって汗をかくこと

味覚性発汗

辛い食べ物を食べたときに汗をかくこと

MECHANISM

2つの汗腺を知る

エクリン汗腺

主に体温を調節する働きがあります。ほぼ全身にあり、手のひらや足の裏、脇に最も分布しています。総数は約300万個といわれています。他にも、肌を適度なうるおいに保ったり、細菌やウイルスから守る役割があるとされており、皮膚の健康を保つうえで大切なものです。

アポクリン汗腺

哺乳類の芳香腺(フェロモン)が退化したもので、脇、耳の穴、乳輪、外陰部など、限られた部位に存在します。粘り気のある無臭の汗ですが、たんぱく質や脂質などを含み、常在菌によって分解されると、独特なにおいが発生します。

ワキ汗(多汗症)とワキガ(腋臭症)の治療アプローチの違い。多汗症はエクリン汗腺がターゲットで、ボツリヌストキシン注射や塩化アルミニウム(制汗剤)で汗の量を減らす。ワキガはアポクリン汗腺がターゲットで、剪除法で腺自体を除去する。

イメージ図

ECCRINE

エクリン汗腺と多汗症

多汗症

汗をかく仕組み

① 体温の上昇や緊張などを脳が感知すると、自律神経(交感神経)に指令を送ります。
② 指令を受けた交感神経から、「アセチルコリン」という神経伝達物質が放出されます。
③ 「アセチルコリン」がエクリン汗腺の受容体に作用し、汗が分泌されます。

多汗症はこの仕組みが強く働く状態といわれています。

APOCRINE

アポクリン汗腺とワキガ

ワキガ・腋臭症

汗をかく仕組み

① 主に緊張や不安などの情緒的な刺激を脳が感知すると、自律神経(交感神経)に指令が送られます。
② 指令を受けた交感神経から、「ノルアドレナリン」という神経伝達物質が放出されます。
③ これらの働きによりアポクリン汗腺が刺激され、汗が分泌されます。

ワキガの強さは、アポクリン汗腺の数や大きさなどが関係しているといわれています。

COMPARE

2つの汗腺の違い

項目 エクリン汗腺 アポクリン汗腺
分布 全身(約300万個) 脇、耳の穴、乳輪、外陰部など限られた部位
汗の成分 水分・塩分が中心 タンパク質・脂質を含む
汗の特徴 無色無臭 元々は無臭、常在菌が分解することで独特のにおいが発生
主な役割 体温調節、皮膚のうるおいを保つなど フェロモンが退化したものといわれている
発汗による疾患 多汗症 ワキガ(腋臭症)
治療アプローチ 発汗の抑制・汗腺の破壊 発汗の抑制・汗腺の除去

自分に合った治療法を知り、快適な毎日を

多汗症・ワキガの治療には、様々な治療法があります。
ご自身の症状や生活スタイルに合った治療法を見つけましょう。

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