切開手術(剪除法・皮弁法)
アポクリン汗腺を直接除去するワキガ治療
切開手術(剪除法・皮弁法)とは
皮膚を切開し、ワキガの原因となるアポクリン汗腺を目で確認しながら除去する外科手術です。
汗腺の数を減らすことができるので、長期的な効果が期待できます。
他の外科手術
皮膚ごと汗腺を切除する有毛部皮膚切除法、小さな傷から医療器具を差し込んで汗腺を除去する方法(クワドラカット法、超音波吸引法、シェーバー法/シェービング法など)があります。
また、多汗症治療の外科治療として、交感神経遮断術(ETS)があります。
特徴
ワキガ治療が可能
汗腺を除去する
長期的な効果
保険適用あり
メリット・デメリット
治療を検討する際に知っておきたいポイント
メリット
- アポクリン汗腺を直接見ながら除去するため、確実に汗腺を減らせる
- ワキガに対して、最も直接的なアプローチ
- 長期的な効果が期待できる
- 健康保険が適用される場合がある
デメリット
- ダウンタイムが長い
- しばらく日常生活に制限がある
- 傷跡ができる
- 色素沈着が残ることがある
- 腫れ、赤み、痛み、違和感などがある(1~2週間程度)
ダウンタイム
圧迫固定(4~5日程度)、腫れ・痛み・しびれ・違和感など(数日~3週間程度)
起こりうる副作用
腫れ、赤み、痛み、違和感、皮下出血、色素沈着、しこり、瘢痕、引きつれなど
稀に、感染や血種、しびれなど
治療の流れ
診察・カウンセリング・治療日の予約
形成外科や美容外科など、外科治療を行っている医療機関を受診します。外科治療の適応か診断を受け、術前・術後の注意事項やダウンタイムなどの説明を受けた上で治療日を決定します。
痛みなど不安があれば医師に相談します。
※外科治療を行っているかは、医療機関へお問い合わせください。
術前準備
手術日程の調整、血液検査などの術前検査を行います。
手術当日
局所麻酔下で脇の下のシワに沿って皮膚を切開し、アポクリン汗腺を除去します。除去後は皮膚を縫い合わせ、圧迫固定など術後処置が終わったら帰宅します。
経過観察・抜糸(通院目安)
手術翌日(ガーゼ交換・状態確認)、4~5日目(圧迫固定除去)、1〜2週間後(抜糸)、定期健診があります。
※その他、医師の指示に従ってください。
※参考:腋臭症・多汗症 治療実践マニュアル(全日本病院出版会)、
Step by Stepで進める腋臭症・腋窩多汗症治療(形成外科 2016 第59巻 増刊号)
※治療の流れは、医療機関によって異なる場合があります。
手術後の過ごし方
治療イメージ
約1時間半~2時間
(片脇)
6~7回程度
(術前診察+手術+経過観察)
3~4週間
約4~6万円
(保険3割)
約20~40万円(自由診療)
半永久的
(アポクリン汗腺を除去)
※費用は医療機関により異なります。
※効果には個人差があります。
※保険適用については、医療機関にお問い合わせください。
主な手術方法の種類
| 剪除法・皮弁法 | 吸引法 | 皮膚切除法 | |
|---|---|---|---|
| 方法 | 皮膚を切開し、目で確認しながら汗腺を除去 | 小さな傷から器具を挿入し汗腺を吸引除去 | 皮膚ごと汗腺を切除 |
| 傷跡 | 数cm(脇のシワに沿って) | 小さい(数mm) | 大きい |
| 効果 | 高い | 中程度 | 高い |
| ダウンタイム | 2~4週間 | 1~2週間 | 2~4週間 |
| 保険適用 | あり(医師が判断した場合) | なし | あり(医師が判断した場合) |
よくある質問